12/04/2011

Financial Aid 対策

12年の高校生とその家庭は、Early Programの結果待ちとRegularの願書最終段階に入りホリデーシーズンどころではないかもしれません。10年と11年の高校生とその家庭はクリスマスが近づき、ホリデーシーズンを楽しまれている事と思います。しかし、Financial Aidsを期待していて、Early Programを考慮している10年生の家庭と11年生の家庭は今月中に2011年のTax returnのレビューと年末時の資産状況のレビューをFinancial Aids決定項目と比較しながら行うのが良いでしょう。

Regular Decisionの出願では、入学1年前のTax returnのコピーと資産状況を提出します。大学はそれを基にFA支給金額を連絡してきます。Early Programの場合は、前年のTax return提出に無理がある為先ず2年前のTax returnのコピー提出の必要があります。大学はそれを基にFA支給金額を試算します。後に入学1年前のTax returnと資産状況を基にFAの確定支給金額を連絡してきます。
FA関係に詳しいカウンセラーやファイナンシャルアドバイザー達に相談すると、FA願書提出用資料に現れる資産や収入構成をFA支給金額が最高になる様に組み直す事を薦められます。インターネット等でも、幾つかの方法が紹介されています。合法的に行えるFAへの準備は、少ないながらも幾つか有ります。しかし、これら組み替えはTax returnや年末時資産のステートメントに現れるうえ、FA専門家であるFAオフィサーには直ぐに読取られてしまいます。もし、提出された資料にこの様な行為がある場合は、組み替え以前の状況でFAの算出が行われます。また、入学後毎年見直されるFAは一番最初に提出された資料の年の資産とその後の資産変動を確認しながら決定されますので、途中で資産構成を組替えても2年次以降にFA最大化への対応はFAに考慮されない場合が多々です。

ですから、10年生の家庭と11年生の家庭は今月が最後のFA支給金額を最高にする対策準備期間です。

4 件のコメント:

  1. 11年生の子供がおります。
    記事の最後の部分「10年生の家庭と11年生の家庭は
    今月が最期のFA支給金額を最高に対策準備期間です」
    とありますが、具体的には、どのような対策を講じる事が
    できるのですか?
    我が家はアメリカ在住でも、アメリカで税務申告をしている
    アメリカ人家庭でもありません。
    外国人留学生についても、FA支給額を上昇できるような
    対策というのがあるものなのでしょうか?

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  2. 米国連邦政府からのFAはFederal Methodを使い算出されます。その他の私設団体や大学自身からのFAはInstitutional Methodを使いFinancial Aid Professionalによって算出されます。外国人留学生であれ、米国籍学生であれ、Institutional Methodを使いますので同じ質問と提出項目です。よって対策も基本的に同様です。

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  3. 年子の子供がおります。上の子は大学入学を決めたらgap yearをとりたいと言っていますが、そうなると来年は下の子の大学入学と重なります。同時に2人が入学すると学費も2倍の負担になるのでしょうか?

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  4. FAFSA計算では、2人大学へ進学していると1人当たり約半分になり家庭に対する総額のEFCは何人大学へ送っていようが各家庭の支払い金額は同額辺りになります。しかし、FAFSA算出のEFCは連邦政府支給援助額とローン額決定用です。金額に限度があり進学する大学の学費次第になり、一般に連邦政府からのFAでは2倍の負担と考えるべきでしょう。

    CCS/Profileを使う私立大学等からのFAでは、各大学次第です。HPで調べるしかありません。FAの優れた大学は一人当たり半額に割引されます。大学によっては60%負担にするとか70%負担にすると記載されています。でも、これは100% meet needの大学であり、その他の大学はどこまで割り引くかは予測しかねます。FAに優れたエリート大学では負担が軽減されると期待してもかまいませんが、その他の大学では一人当たりの負担は然程変わらないでしょう。

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