大学院の学科別のランキングで大学の選択をするのは薦められない事を紹介しましたが、同様な意見がここでも紹介されています。これは、大学で哲学を専攻希望者を対象に書かれたものです。The Philosophical Gourmet Report: undergraduate study概要は、大学院の学科の優秀さではなく大学学部教育全体の優秀さで選択するべきである。個人レベルに行渡る教育を試みる大学で、提供する授業内容を確認しながら選択する事を薦めています。
上記にしろ、今までの議論は「質」的な項目を基にSelectiveな大学、名門大学の選択の有効性を促してきました。
上位難関とされるSelectiveな総合とLAC大学は大学生全体の数パーセントです。LACsの学生全部でも大学生全体の2%にすぎません。ほんの一握りの割合です。では、卒業後の平均収入に差が出ているのでしょうか。上位数パーセントの高所得者になっているのでしょうか。これに関したNYタイムズの記事,Do Elite Colleges Produce the Best-Paid Graduates?で紹介されています。内容は、
Payscaleのサイトからの統計です。非常に興味深い数字です。Selectiveな名門大学へ進んでも平均では初任給でもミッドキャリアでも差が現れていません。Where the Fortune 50 CEOs Went to Collegeはタイムズによる米国フォオチュン50企業の社長が卒業した大学のリストです。ハーバード大学の必要はありません。
ビジネスの成功(社長になる?)や年収を目的だと、Selectiveな大学選択や名門校に進学する有効性は全くないようです。
こんにちは
返信削除大学ごとの卒業生の10年後の幸福度ランキングがあれば、大変面白いと思っていましたが、こんなのはあるのでしょうか? 可能性があるとすれば、Princeton Reviewあたりが、やりそうかもしれませんが、、、
収入は、幸福度に関わりがあることかもしれませんが、いつも高収入=幸福というわけでもないでしょうから、興味ぶかいところです。
卒業生の10年後の幸福度ランキングですか。知りません。しかし、10年経ってしまうと大学がどれだけ影響しているのでしょう。
返信削除Princeton Reviewでは在学生の幸福度のランキングがありますが、私にはどのお子さんも進学した大学をたいてい気に入っているようです。