2/02/2012

誰の為のランキング

USNewsの米国リサーチ大学のランキングが非常に有名で、このランキングを崇拝するかのように扱う方々がいます。以前にも、このランキングの欠点等の紹介や視点の違うランキングの紹介をしました。

雑誌社のランキングにしろ、リサーチ社のランキングにしても、それぞれの目的によって差が出ています。制作目的とランキング決定方法を確認して使用しましょう。また、使用する人によって価値も違ってきます。自分の気に入ったランキングを他人に押付けるのも避けるようにするべきです。

面白い例は、LondonのTimes社の世界大学ランキングUSNews社の世界大学ランキング(米国大学ランキングとは別)です。両方とも同じQS World University Rankingsを基に作られています。両社、独自にかく項目への比重を変えてランキングを決めています。Times社は英国と英語圏が上位にくる傾向が高いのに気が付かれるでしょう。Times社では東大が30位、京大が52位でいくつかの大学が100番台にランキングされていますが、同じ資料をつかってUSNews社では東大が25位、京大が32位、多くの日本の大学が100番内にランクされています。どちらが正しいかでは無く、使用目的と使用対象者の違いです。USNews社の世界ランキング内米国大学のランキング順位は当社独自の米国大学ランキングと多くの違いが現れています。当社は目的が違うからだと回答しています。

USNews米国ランキングのSelectiveランキング等は大学の志願先選択時に日本の偏差値表のように目安として使ったり出来ます。自分の目的に合ったランキングか確かめながら上手に使いましょう。

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