6/11/2011

Summer Open House

もう夏休みに入ったでしょうか。学年末の試験の最中か終わろうとしているのかもしれません。夏休みに入ると時間にゆとりができるのではないでしょうか。大学も夏休みに入り夏学期のある大学でも学生の数が少なく、雰囲気が違う為大学訪問を控える方々もいます。しかし、幾つかの大学は、夏に特別なオープンハウスのイベントを用意しています。

6/10/2011

School Profile (スクールプロファイル) とは

アメリカの高校教育は各町やそのレベルの学校区で管理運営されています。日本の様に国家レベルの文科省の管轄で統一された学校教育法施行規則に基づいた高等学校教育課程みたいな物はありません。よって、各高校の教育方針、提供するクラス、成績のつけ方、教育費の割当と全て学校区で決められています。国や州レベルで最低の方針や卒業の為の共通テスト等を作っていますが、教育の詳細は学校区が仕切っています。APやIB、Honorsも全ての高校に有るクラスでは無いのです。アメリカでは高校を卒業していても、大学が最低必要としている全科目を修了しているとは限りません。

School Profile (スクールプロファイル) 3つの例

「School Profile (スクールプロファイル)とは」で概要を説明しました。学校区の教育方針、特徴、学力のレベルを示す指標等が記されています。では、実際に使われているProfileを見て見ましょう。どの程度詳しく書かれているか解ります。学校の紹介であり、個人の情報は一切無く推測の余地も有りません。

6/07/2011

クラスランクについて

クラスランクは学年での各生徒の順位を学校独自の計算方法を用いて作られます。しかし、アメリカの高校は幾つかのレベルに分かれた授業(CP, Regular, Honors, AP, IB ー 一学年でこれだけ違うレベルの同じ科目のクラスが提供されていれば選択出来る)を行っている為この計算方法が必ずしも現実を示しているとは限りません。また、Coreの授業とNon-Coreの組合せで、順位が変わってきます。各高校のこの計算方法の違いやカリキュラムの違いが余りにも大きい為、私立名門大学は、高校の提出するクラスランクの評価を下げています。昔から多数の志願者を送っている高校では既に方法等理解しているのでアドミションオフィサーは使い易いのですが、そうでないと使い難い物です。

6/06/2011

使うSAT。使われるSAT。

前回は、「期待したほど重要でないSAT。思ったより肝心なSAT。」でエリート名門大学のSAT Iのスコアについて考えてみました。では、他の大学では何を目安にすると良いのでしょうか。

多くのFlagship州立大学では、基本的にはGPAの成績とSATのスコアが私立大学に比べると重視されるのに気付かれるでしょう。公立で有るので結局客観的に扱われる成績の数字が重んじられ、主観性の入るエッセイや他の項目が使い辛い事情があります。東洋人に対する枠の制限もエリート大学のように有りません。また、東洋人による殺到した志願もありません。よって、Common Data Set等一般に公開されている合格者のSATレンジの40%辺りのスコア以上あれば十分と考えられます。GPAが良く州内からの志願者なら25%辺りのスコア以上あれば十分とも言われています。