8/21/2011

大学の合格率と貴方の合格可能性

上位Ivy大学の合格率が7%前後になり、多くの上位10の総合大学の合格率が10%台になって競争の激しさを増しています。上位10から20の総合大学や上位LACsも10%台や20%の合格率と厳しさが受取れます。特に国際的に知名度の高い上位総合大学の留学生に対する合格率は一般米国生徒の合格率より低いといわれています。

この低い合格率を理由に上位名門大学の合格は宝くじに当たるのと同じ。成績が優れ課外活動で素晴らしい功績が有ってもたまたま大学の求めている事項に合うか、運良くアドミッションオフィサー達に気に入られたら合格すると説く方々が多くいます。また、あたかも総括な合格率が全ての志願者に同じように適応すると説く人もいます。単純な合格者と出願者の割合の合格率は貴方の合格の可能性ではありません。また、その割合を単純に比較して大学の入学の難しさの比較にも使えません。

貴方の資格能力は他の志願者と全く同じではありません。貴方の宝くじと他人の宝くじは「番号以外は全く同じ」と一緒にできません。宝くじのランダムに抽選されるように取扱って合格率を適応し、合格を予想したり比較するには無理があります。Harvard大学に志望した生徒全員が皆同じ7%の確立で合格できると考えると可笑しいでしょう。貴方のGPA、SATのスコア、課外活動の経歴等で違いが出ています。個人別の統計を使う違う例は、野球選手の打率は如何でしょう。決してチームやリーグ平均の打率を使って選手個人の次のヒットを打つ可能性を測りません。各選手個人の打率を別々に適応します。当り前です。スター打撃選手とスター投手で同じ打率と考えるのは誤りなのは承知でしょう。大学査定課程における個人の合格可能性を測るのは同じ事で、大学全体の合格率は個人に適応できません。 CollegeConfidential等サイトで多くの名門に合格している生徒もいれば、10校以上願書を提出したのに一つも合格できなかった生徒と偏りが出るのでも理解できるでしょう。

上位名門大学でも合格率が他の上位校と比べると以外と高いのがあります。Carnegie MellonやEmory、LACではWellesleyやCarletonが例です。最近かなり合格率が低くなりましたが、数年前までのUChicagoもそうでした。Self-selection、自己選択による効果とよく解説されます。これは、学校の校風や特徴と地域等を理由に冷かしや入学意思のはっきりしていない志願者は出願を避け、進学を望み合格の可能性の高いと信じている志願者が前もって自己的に起きている選択効果です。よって、Harvardへ合格の可能性が全く無くても志願した事を自慢する為だけに出願する様な生徒がいない。第2志望や第3志望の1つになり難く重複志願者の割合が少なくなる。よって、合格率が他の大学と比べ高めになっていると説明しています。

この選択効果の裏付はともかく、合格率の高い上位大学のSATレンジや合格者と不合格者のプロファイルを調べる必要があります。中西部に有り、勉強が厳しい理由でUChicagoは当効果の典型的な大学といわれます。エッセイ等の査定項目が重視され勉強と大学に対する熱意がポイントになるとされますが、SATのレンジを確認すると他の合格率の低い大学と全く変わりません。むしろ他よりも高いスコアの必要性を受取れます。Carleton CollegeのSATレンジは Columbia Univ.と同じです。合格率の数字だけ、他校との単純比較で大学への入学難易を判断すると危険です。各大学のプロファイルを総合的に判断していきましょう。

私の子供も含め多くの高校生はこの合格率を単純に使用して、低い大学を難しい所、高くなると易しい大学と考える傾向があります。特にLACsにこの傾向があります。UchicagoにBrownが駄目なら進学するとかWellesleyやCarletonを低目のマッチや滑り止め的大学扱いしたりして、高校のカウンセラーを驚かし,志望校リストの作り直しをしています。注意して下さい。

貴方個人の高校での成績、個人のSATスコア、個人で行ってきた課外活動の経歴と熱意、魅力あるエッセイと願書の組立て方で自分の合格可能性が決定します。自分の能力と資質に見合った大学選択を行っていれば、不安がる必要はありません。審査過程での競争力があります。後は貴方が大学に届ける事次第です。

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