8/16/2011

MulticultureとDiversityのイベント

以前紹介しましたが、いくつかの大学はMulticultureとDiversityのイベントを行っています。これは、白人以外の学生や低所得家庭の学生を大学に招待して入学を勧めるのが目的です。Amherst Collegeのように低所得家庭からの学生に優先をおく大学もあれば、所得に一切関係なく大学に対するメリットベースの特典の査定も含めて行う大学もあります。また、Oberlin Collegeのように数回行ってウェブで一般公開しているのから、1回のみでウェブで紹介されていないイベントがあります。(何の審査も無く、多く一般に自己資金で指定した日に集まって行うMulticultureのイベントもありますが、此処では対象にしていません。)

日本人・日系人は中国やインド系と同様に東洋系とされて、この様なイベントには招待されないと言われる方々がいますが、少なくとも昨年時点では日系や日本人を招待する大学は幾つもありました。また、発展途上国の必要を説かれる方々もいますが、ヨーロッパから招待されている学生もいました。各大学の現在の状況によって毎年招待される対象が変わっているでしょうから、自分勝手に無理と決めつけないで挑戦しては如何でしょうか。

高校の成績、標準テストのスコアとエッセイの提出がたいてい必要です。推薦状の必要な大学もあります。Grinnell Collegeは願書提出と殆ど同じ書類を必要とする所もあります。しかし、全費大学持ちで訪問でき、多くの教授と面接、授業に参加、二日程在学生と共に寮に泊まり生活を一緒に出来ます。勿論大学側も貴方の性格を確認しているでしょうが、貴方も大学を知る事ができます。とても良い機会になるでしょう。参加した4人の内3人は実際に願書を提出すると言われます。また、招待された3人の内2人強合格するとも言われますし、早く内定の手紙を受ける可能性もあるようです。また、招待はされなくとも合格された生徒も沢山います。自分の大学に対する興味を示すには良い機会になります。

SAT等の標準テストの成績やアンケートの記入によって、既にこのイベントの紹介を大学より受取っていれば良いのですが。もしそうで無ければ、貴方は大学のレーダに全く載っていません。希望する大学が当イベントを行っているか調べてみましょう。昨年はAmherstやWilliamsは8月20日頃に締切りでした。下記は近年当イベントを行った大学のリストです。今年も同じようにイベントがあるか、日付等、興味があり、未だ何の案内も受けていないのなら至急問合せの連絡をしてみては如何でしょう。

大学 イベント名
Amherst Diversity Open House Weekends
Bates Prologue to Bates
Bowdoin Bowdoin Invitational
Brown Open House for Minority Students
Carnegie Mellon Celebration of Diversity Weekend
Carleton Taste of Carleton
Colby Experience Colby
Colgate Multicultural Open House
Colorado C Multicultural Open House
Columbia Columbia Engineering Experience
Connecticut College Explore Weekend Program
Cornell Engineering Fall Hosting Weekend
general overnight diversity hosting weekend
Dartmouth Dartmouth Bound
George Washington Colonial Connection Multicultural Open House
Grinnell Diversity Leaders Program
Hamilton Diversity Overnight Program
Hampshire ALANA Program
Haverford Multicultural Scholars Weekend
Kenyon Trustee Opportunity Travel Grant
Lehigh Diversity Achievers Program
Macalester Multicultural Sampler
Middlebury Discover Middlebury
Mt. Holyoke Voices of Diversity Program
Oberlin Multicultural Visit Program,
Ohio Wesleyan Multicultural Open House Program
Pitzer diversity weekend
Pomona Fall Weekend,
Reed Multicultural Scholars Preview Days
Rensselaer Polytechnic Institute (RPI) STAR Program
Scripps Preview Scripps (Scripps Multicultural Outreach Program)
Smith Women of Distinction Program
Swarthmore Discover Swarthmore (previously Discovery Weekend)
Trinity (CT) Preview Weekend
Tufts diversity weekend
Washington U in St. Louis Discovery Weekend
Wellesley ALANA overnight
Wesleyan Transportation Assistance Program
Wheaton (MA) Diversity Day
Whitman Visit Scholarship Program
Williams Window on Williams

2 件のコメント:

  1. 通常のCampus Visitとは異なり、大学から招待をうけての訪問ならインパクトありそうですね、競争が激しそうですが。
    しかし、数校チェックしましたが、学期内に実施されているようで、海外からの参加は難しそうです。

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  2. 結局、複数の名門大学から合格を受ける生徒と全てから不合格やWait listに載るなどと本番の査定と同等な傾向があり、招待される生徒は、わりと複数の大学から受けるようです。大学側も同じ様な生徒ばかりを好むともいえますが。

    在米でも移動日を入れると学校を数日休む必要がでてきますので、3つ以上複数の大学に参加したお子さん達になると、さすがに高校からも不満の声がでているようです。(多くの米国高校はこのようなイベント参加への休日は特別枠で許可してくれます) また、本人達も疲れてしまいキャンセルしているようでした。大陸横断だったり海外からだと、どうしても大掛かりになります。ただ、確りした理由無しで査定後招待されたイベントに参加しないのは相当印象を悪くするそうですので注意するべきでしょう。

    1つか2つの本命にターゲットを絞って挑戦してみるのが良いでしょう。

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