6/03/2011

アドミッションオフィサーは何を見付けようとしている

前に、大学が探しているタイプの学生を見付ける事を紹介しました。大学は、どの様な学生を多くの志願者の中から選び、育てて行きたいのか。生徒の将来期待と大学の目標が一致する事はお互いに幸せです。では、アドミッションオフィサーはこの"Fit"していると思われる学生の何を見ているのでしょう...見付けようとしているのでしょう。

Highly Selectiveな大学は、学校の成績が優れている(SATのスコアが高い)という理由で、志願者を入学させる必要は有りません。重要な点です。学力、学習能力では他の出願者に余り差を付けられません。Harvardをはじめ多くのHighly Selectiveな大学は、「合格させた全学生を除いて、もう一度合格者を選び直しても、学力では一切差は出ない」と言っています。この様な大学で合格するには、アドミッションオフィサーやコミッティが貴方を欲しいと思わせる要因を与えなければなりません。

よく使われる例で、入学させる学級の選択を社会工学の演習として考えて見ましょう。出願者を査定する過程において、アドミッションオフィサーは学業成績優秀者の集まった新しい興味深い共同体-コミュニティを造っているのです。数百、数千の適格な志願者の中からキャンパスに造り上げる共同体に最も相応しい価値有る生徒を見付けようとしています。貴方の競争力を理解した上で、「貴方は学業能力は持っています。しかし入学させたら、大学は何を得られるのですか。貴方は、今作ろうとしている共同体に何を提供してくれますか。」と、あえて聞いているのです。

アドミッションオフィサーは各出願の書類に約10~15分時間を割きます。この短い時間内で貴方がこの新しい共同体に提供する価値有る物を見付けて貰わなければなりません。価値有る提供できる物とは何があるのでしょう。このコミュニティを活発に有意義ににしていくのが、大学での特別なリサーチ、スポーツ、その他の課外活動等です。大学では、高校では比べ物にならない多くの、多種の、質の高いイベントが催されています。

貴方が突起した学力を持っていない限り、何か違った資質や関心事を表現する必要が有ります。出願書類を準備する段階で、「私は誰、私が提供する事」を示す自己申告を忘れてはなりません。この資質、タレント、関心事等は、今まで高校で行って来た課外活動でしょう。今まで得て来た賞、結果、記録に現れている筈です。


関連記事
Fit
大学が探している学生とは
貴方の魅力をパッケージ

0 件のコメント:

コメントを投稿