10/17/2011

エッセイに関して

エッセイを書く上での取り組み方を非常に簡潔に紹介したコメントがCollegeConfidentialに最近載りました。名門大学へ出願されるエッセイが洗練されたものになっている理由と重要性に対する質問への回答です。翻訳しました。


「エッセイはアドミッションオフィサー達が見る「志願者によって独自に実演された」唯一の物です。他人による志願者達の評価や競争の厳しい大学には志願者達の違いが十分把握できない上に信頼性の低い標準テストのスコアではありません。両親と先生と同級生の手助けによって頻度にわたる校訂が行われてエッセイの目的に妥協していてもです。また、エッセイは志願者達の中にいる増えつつある理科系に特化した生徒達に向かない物であったとしてもです。しかし、これら注意事項があっても理は通ります。殆どのエッセイは書き手の能力を表し、それ以上の力は表しません。有効な手助けを得る能力も現実には学問技法の1つです。効果的に書物で意見を伝えられる事のできる理科系の生徒は、それが出来ない生徒より優位なことになります。そして、多くの大学入試のためのエッセイを読んでいる方々は、事実、本当に志願者達の中から識別できます。SAT/GPAマトリックスで入学許可の決定をしない、ないしは出来ない大学にとっては、エッセイは非常に重要な情報源です。

大学が貴重な「創造的」エッセイだけが有効だとするなら問題があると考慮します。上手に書かれている限り若干創造性に欠けるエッセイも有効であると私は確信しています。逆に、70年代の「ニュー・ジャーナリズム(New Journalism)」と他の「literary fashions」からの多くの影響で、優れた書き方の定義が過去20-30年に大きく変わったのも確実です。ノンフィクションでの個人的要素と記述方への高い寛容さと鑑賞があります。著者(人格や考え)の個人的情報に関することを書く事が重要な目的の場合や読者に個々エッセイに対する読む時間と注意が限られる場合は、特に当てはまると思います。これこそ、大学の査定過程です。

厳選な大学は不合格とする理由が必要です。下手なエッセイは度々その理由になります。とても頻々ではないでしょうか。厳選な大学は合格とする理由も必要です。多くの場合(しかし、全ての場合でないのも確かです)、上手に書かれた魅力のあるエッセイが理由でしょう。けれど、一般に多くの大学にとっては、エッセイはおそらく1つの課題にすぎず、さほど重要ではなく、貴方の成績とテストスコアのレベルに見合った能力で書けていれば十分なはずです。

聞かないのですが、子供達にこういっています - よい大学入試エッセイの類推は、未だ親しくないが若干恋をしている相手との始めてのデートでの会話です。相手に自分をおもいかえして貰いたく、本当の自分の個性を好きになて貰いたい。でも、自分の一番良いところ、最も魅力的な自分を見せたいと思います。そうするには、幾つもの方法があります - 個性で変わってきますが、子供の頃の話をしたり、読んでいる本や最近見た映画の話をしたり、最近の政治問題を話したりしても、同じ様に効果的でしょう。しかし、優れた方法には、単純に「デートの相手を貴方がどれだけ好きだと感情を大げさに表現する(しばしば浅薄な理由により)」とか「履歴書の様に貴方の良い点を並べ上げる」等は含まれないでしょう。相手が参加したいと思う会話を始めたいでしょう。」


参考になるのではないでしょうか。

4 件のコメント:

  1. 最後の文節に説得力がありますね。日本では、世代間で態度の相違があるかもしれませんが、エッセイを書く際には

    忍ぶれど、色に出にけりわが恋は、の代わりに、忍ばずに伝えよ、君の恋心 と肝に銘ずべし、ということなのでしょうね。

    College Confidentialは、長い間ご無沙汰ですが、時々、このような英知の輝きがみられますね。

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  2. 元の投稿は
    http://talk.collegeconfidential.com/13327168-post19.html
    ですね。なかなかおもしろいですね。

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  3. 恋をしている時はなかなか出来ないのと同じで、エッセイが大学への自分の思い一点張りになってしまう可能性が高いのでしょう。

    親や先生に読んでもらうことになるのでしょうが、多くの生徒には今一つなアドバイスになってしまうようです。で、専門家に頼るのでしょう。

    志願する大学の在校生数人に読んでもらうのも一つの方法だそうです、もし知り合いがいましたら。

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  4. 「殆どのエッセイは書き手の能力を表し、それ以上の力は表しません。有効な手助けを得る能力も現実には学問技法の1つです。」という部分は、納得を通り過ぎて驚嘆しました。

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