2/17/2012

名門大学への進学? 納得のゆくSelectiveな大学への進学? 納得のゆくSelectivity (5)

クラスメートや寮の友人達が学部での功績にの影響があると紹介しました。集まってくる学生に注目しなければなりません。名門大学の名声の重要な効果は引き付ける学生達の特徴です。また、Ivy League、LACs、雑誌社による上位にランクされる大学とそれぞれ区分けすると、違ったタイプの学生達になってきます。単に難易度の高い大学だから優れた大学と決めかねる所以です。この違ったタイプと貴方の大学に期待する目的によって、志願者ごとの「Fitした大学」、「優れた大学」の定義が決ってきます。

USNews社の大学ランキングが有名ですが、このランキングにはいろいろと問題があり其のまま使えないのは既に紹介しています。どのランキングも目的や対象で使用価値が有ったり無かったりするのも紹介しました。USNews社も含め、Selectivityのランキングもインターネットで簡単に入手できます。このSelectivityは合格者のGPA平均やSAT等の標準試験のスコアを基に作られていますので、製作者によって余り差が有りません。しかし、このSelectivityランキングと前回紹介した「大学教授の子供達が選ぶ大学」と違います。単に難易度が高ければ良い。合格者のSATや高校のGPAが高い大学から選択されていません。

大学教授達が大切とする、少人数のクラスを取る機会、書く能力を教える、考え分析能力とLiberal Arts Educationを重要視します。その教育を大切にしている大学が前回紹介した「大学教授の子供達が進学する大学」のリストの1つです。興味深いのは、博士号を輩出する学部大学のランキングの大学と同じようなリストです(全学部と理工学部)。LACsの少人数クラスで学部教育に重点を置いたディスカッションを基にした大学、早くから先端のリサーチに関与できる機会のあり少人数クラスも多く持っている私立名門総合大学が並んでいます。積極的な学生には、総合大学が向いていると言われる所以です。同じIvy LeagueでもProfessional学部に力を入れているペンシルベニア大学やコロンビア大学が載っていないに気付かれたでしょうか。

博士課程を取る準備に学部に進むのが目的だけではありません。調査方法や大学院の選択等で批判もありますが、Wall Street Journal社によって上位の大学院、Law Schools、医学部等へ送る大学のランキングが発表されています。博士号を輩出する学部大学のランキングと違う大学が現われています。少し違うタイプの学生が集まるのでしょうが、Selectivityでも難関で、昔から名門大学と呼ばれているところです。

どちらの例も、Selectivityの高い名門LACsと名門総合大学が並んでいます。ここで注意しなければならないのは、USNews等の雑誌社のランキングと少し違う点と絶対的順位が重要ではないこと。Selectiveな大学で、自分の目的にあった大学の選択です。お互いに競い合いながらも励ましあう優秀な学友が集まっています。同様な能力を持っているので、お互いに合ったレベルの教育を受けられます。

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