3/28/2012

複数の合格通知を受けた志願者の方々へ

今日明日で合格通知(大学HPでの公開ですか)が出尽くすのではないでしょうか。何ヶ月も待った後、多くの志願者が合格した大学リストの見直しが行えます。統計では、歴史的に約85%の志願者が第1希望の大学に合格し、その内約半分が第1希望の大学へ進みます。4月の始めには、2つや3つの大学、又は5つの大学から合格通知を受けている方も居られるのではないでしょうか。多くの選択を得た素晴らしい結果を持った志願者もいるのでしょう。


進学した大学で作り上げて行く経験は将来の希望へ大事なステップとなるでしょう。今まで以上に詳細に亘る大学の特徴を確認して下さい。また、貴方の重要項目とその優先順位を再確認しましょう。志願先大学リストを製作した時に重要とした事は何だったのでしょう。優先項目は何だったのでしょう。何を大学に対し最も期待していたのでしょう。これら項目に変更が起きていますか。何故ですか。この問いかけは、5月1日へ向けて大切なステップです。この優先項目を考慮しながら、進学する大学選択をしましょう。

合格者対象大学訪問:お祭り的雰囲気がありますが、一般大学訪問時とは違い多くの新しい情報が入手できます。大学によっては親を対象にした情報交換の場も用意しています。有効に使いましょう。Financial Aidに疑問があれば、Financial Officersに質問をしましょう。提出したFA用書類のコピーを手元に用意して、関係する家計の情報を交換できるようにしておきます。NeedベースのFAは家計を基に算出されています。メリットを基にした交渉では無理が現れてきます。大学が用意している学業に対するサポートも確認しておきましょう。

米国では、Financial Aidsは私権利(entitlement)ではありません。大学側が大学の資金より大学が援助したい学生へ支給する、大学の意思から来るものです。大学への進学は公権利(right)でもありません。大学が合格というかたちで進学許可を与え、貴方の意思で選択する特権(privilege)です。大学オフィサーと面会や交渉する機会があるかもしれません。このことを忘れないようにして下さい。

今までは大学側が貴方を選択する立場でしたが、今から5月1日までは貴方が大学を選択する立場です。大学は入学してもらいたい貴方に最高のVIP待遇をするでしょう。大学訪問用旅費を出してくれるかもしれません。自分の大学に対する大事な期待や項目を見失わないで選択するよう心がけましょう。

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