6/24/2011

Financial Aidが必要な留学生の大学選択 - 其の1

留学生へのFinancial Aidはとても限られています。(米国在住でも国籍か永住権が無ければ留学生とします。)殆どの大学は留学生へのFinancial Aidは準備されていません。米国政府が用意しているローンやfederal work studyは受けられません。幾つかの大学は、留学生にFinancial Aidを提供していますが、資金が限られていたり難関大学が理由で競争が厳しいのです。多くのこの様な大学の留学生用Financial Aidの資金源は、留学生だった卒業生の寄付金からできていて、国内生徒と区別されています。極少数の大学が、Financial Aidに関し、留学生と国内一般生徒を同じように取扱います。しかし、これらの大学はアメリカで最も難関な名門大学ばかりです。

留学生にFinancial Aidを提供してくれる大学を見付けて、どの様にしてそのAidを獲得できるようにするか考えていきましょう。先ず、ここに留学生へFinancial Aidを出している大学のリストを作っている幾つかのウェブサイトを紹介します。そのリストの中より興味のある大学を選択して下さい。International Counselorのウェブサイトをご覧ください。違うタイプのFinancial Aidを提供している大学のリストがあります。(ここで使っているNeed Blind等Terminologyは、一般と若干違っています。これはFinancial Aidを出す事を前提としているからです。注意して下さい。)ここのリストは未だ不完全ですが、参考になります。自分なりにこのリストを展開していきましょう。資金源によって方針が度々変わりますので、興味を抱いた大学に現在も留学生にAidを提供しているか問合せる必要があります。他にInternational Studentもご覧下さい。アメリカにある多くの大学のコストと留学生に支給されているFinancial Aidの平均額等のリンクがあります。また、the Overseas Association of College Admission Counselingで調べるのも良いでしょう。

次に、the College Board サイトでcollege matchmakerを使い大学の検索を行います。この検索は貴方の指定する選択項目により大学検索を行ってくれます。指定した一般選択項目でアメリカの大学を検索するのに便利なのですが、留学生の方々にとって重大な項目がthe Cost and Financial Aid sectionにあります。このセクションの一番下に “Find colleges that offer financial aid for international students.” (留学生にFinancial Aidを提供する大学を探す。)を見付けられる筈です。このチェックボックスにマークをする事で、留学生にAidを幾らか支給する所が探せます。他の大事な選択項目と共に検索が行えるので便利です。この後にthe Council of International Schoolsで大学名や大学の所在地で再検索。大学のサイズ等選択項目の追加ができます。大学の詳細(More Info)の最後で提供されているFinancial Aidのタイプが確認できます。

一般に使用されている大学サーチサイトを使用して、Financial Aid以外の選択項目で大学のリストを作り上げて、the Council of International Schoolsで大学が留学生にFinancial Aidを提供しているか調べるのも手間が掛かりますが良い方法です。探した後に、大学に直接現状を確認するのを忘れないで下さい。

続きはここに「Financial Aidが必要な留学生の大学選択 - 其の2」

3 件のコメント:

  1. 質問ですが、年収800万円強(約10万ドル)、ローンはほとんどなしの日本人学生がアメリカの名門私立大学に出願したとして、エイドをもらえる可能性はどの程度あると思われますか?

    そもそもエイドを申請すれば、合格率は大幅に下がるものなのですか?

    GPAで3.6以上、SAT、TORFLは十分に高いスコアを出していると仮定します。

    2011/06/26 16:26:00

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  2. 大学と生徒によります。

    先ず、Need blindとNeed Awareの査定基準の大学に分かれます。Need blindの大学はFinancial Aidの申請不可に関わらず不合格を決定しますので、合格率はFinancial Aidを申請せても下がりません。アドミッション部門と別に、Financial Aid金額を含め全てはFinancial Aid部門で決定されます。

    Need blindでMeed demonstrated Needの大学は少数ですが、大学の方針に基づいてFinancial Aidの金額が決定されて行きます。Financial Aid - 比較/試算で予測して下さい。Need blindでNeed-basedの大学は、Financial Aidの不足分は生徒とその家族で賄うのを前提としています。しかし、大学としては予算に振分けたFinancial Aid用資金を有効に使おうとします。よって、その大学へ特に来て貰いたい上、来る可能性の高い生徒に高額な支援をします。ぎりぎりで合格の生徒や来る可能性の引くい生徒には其れ相応な支援金額になってしまいます。(Enrollement Managementと呼ばれています)

    Need awareの大学は、もしFinancial Aidで支援金額と生徒が必要とする金額の差-Gapが高額の場合、その生徒は入学しないと仮定しています。よって、Financial Aidの資金を先ず大学の最も欲しいとする学生に割当てながら合格を決めて行きます。ボーダーラインの生徒は後回しになります。その後、残ったFinancial Aidの資金を見ながらボーダーラインの生徒の合否を決定します。よって、この学生はFinancial Aidに申請して無ければ優位でしょうし、申請していれば合格率は下がってしまいます。

    志望する大学に対して十分な成績とSATスコアがあれば、後は課外活動や資質を如何に願書で訴えて、其の大学が生徒を招待したいと思うかでしょう。もし、其れが強ければFinancial Aidの支給も良いでしょうし、合格率に影響は無いでしょう。しかし、大学が余り興味を示さなければ、支給額も少なく合格率への影響も可能性はあります。

    (一つの例だけで、全ての大学が同じ対応をする様な意見を多く見受けますが、注意しましょう。その様な投稿は、例の背景を理解した上で、自分でどのケースに当てはまるか考えて読んで下さい。)

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