LACsの個性や人格による志願者の選定過程

名門LACsもIvy Leagueのように成績だけでは、合格できないと忠告しました。Ivy Leagueは選定の詳細は公表していません。しかし、幾つかのＬＡＣsが選定の過程を紹介しています。Amherst College, Carleton College, Grinnell College, Pomona College, やWilliamsCollege等多くの大学の過程は新聞や雑誌に紹介され、アドミッションコミッティの会議のテープをラジオ等で放送されています。

ここにReed Collegeの方法を紹介します。US Newsでは上位にランクされていませんが西海岸の名門とされています。既に多くの方がReedは知的向上と学問に他の大学よりも強調している事はご存知でしょう。多くの生徒をPhDのプログラムに送る事を一つの特徴として公表しています。Ivy Leagueの大学のようにリーダーを養成したいなどとミッションステートメントに載せたりもしていません。ミッションステートメントはLiberal Arts Educationを強調しています。でもそのReed Collegeですら高校の優良な成績だけでは合格できません。

学業に関する項目は５つの内の２つ。厳密な成績では、１項目にすぎません。Reed Collegeは、当大学の卒業者向け雑誌(2008年)に最近の志願者の選定過程を掲載しています。

Reedでは、2人以上の査定官が、各出願者に対し５つの項目を採点しています。

１．高校で選択したクラスの難しさ（厳しさ）。
２．SATとACTを含むスタンダードテストの結果、高校の成績、学級順位
３．面接と推薦状が暗示する人格と知性
４．エッセイ
５．課外活動や地域活動への関与

項目毎に採点された後、平均点が計算されて出願者の総合評価とされます。 スタンダードテストの結果、高校の成績、学級順位はこれら全部で20％の割合しかありません。

また、Reedに出願者が向いているかどうか"Fit"を考慮するとしています。また、Yieldを保護する為に合格後入学する可能性。Waitlistとのボーダーに近い出願者はFull Payの能力も見られています。

注意しなければいけないのは、個性や人格だけでも合格は無理。確りした高い学力が必要な事も書かれています。Reedが求めている人格と知性は、Mission StatementとOperating principlesを読んでいただければイメージが持てるのではないでしょうか。

次にPBSによるAmherst Collegeの選定過程とAdmissions committeeの様子のラジオ放送のリンクを紹介します。非常に為になります。
Online NewsHour: A Look at Amherst College's Admissions Process - PBS 2004
Behind The Scenes: How Do You Get Into Amherst? 2011
または、Boston Globe　2009年の記事Looking beyond grades and scoresを読んでみては如何でしょう。