5/29/2011

Ivy LeagueやLACsによるLiberal Educationの貴重さ、一例。

証券...Investment Banksの雇用ターゲット大学リストがしばしばアメリカでも話題に上がります。Ivy Leagueの大学からTop20の大学とかその他の州立大学やTop LACs。勿論入社すれば良いのなら何処でも良いでしょう。一般に華やかで多くの若者が考えている様なInvestment Bankingの仕事はFront Officeと呼ばれます。本流の業務と呼ぶのでしょうか。証券のUnderwriting, Institutional Sales, Corp. Finance,と色々です。収益を上げるセクションです。そして、各取引の決済、事務、経理、ITというBack Officeの業務があります。費用のみのセクションです。Google等のITの会社ならFront Officeは、ITセクションがFront Officeになって脚光を浴びますが、Investment BanksではBack Officeです。



Investment Banks(一流大企業からブティック迄)やコンサルタントのFront Officeの雇用ターゲット大学学部生は、Ivy League, Ivy League Plus,と一部のトップLACsだけです(特殊なグループのマネージメントキャンディデートはここでは外しますー上位Ivy League Schoolsと上位MBA Schoolsのみ)。数校を除いてはLiberal Educationの大学で、ビジネスの学部を持っていません。コンサルタントの仕事は、顧客の抱えている課題の最善の解決策を提供する。Investment Banksは顧客の抱えている資金関係の課題に最善の解決策を提供する事。今は、競争が厳しく色々な方法で戦略を練り、策を作っていきます。考えるのが本業です。

勿論各企業は、就職してからこの様な分析方法を教えません。教育するのは業種に有る特有な物だけです。教える事の無い分析能力。現在顧客が抱えている課題のバックグラウンドを確りと理解し、問題になり得る前提と理由を理解。 Desired, Undesired, Acceptable, Unacceptableな結果の違いを理解して解決策を提示していく能力が要求されます。次に、この仕事は、多くの書類を読み、プレゼンテーションを作り、書類を書き上げます。これは、まさにLiberal Educationの教育です。この能力を確りと持って卒業してくる者にとっては、Series 7とか65等の証券業務関係の資格試験は数ヶ月でこなせる事です。

そして、次に必要なのが顧客と仕事の会話ができ、事業を理解できる力です。化学業種には、化学関係専攻の卒業生、等となります。理工学部のバックグラウンドを持った人はInvestment Banksやコンサルタントには必要なのです。このLiberal Educationを基礎に其々の専攻によって部署が与えられています。持ちかけられたプロジェクトが夢物語か現実性のある物か判断できないと不味いですから。

Back OfficeとITは別々に就職活動をしており、職種に合った人を雇います。ここにその他の大学のビジネス学部を含む卒業生が高卒の上で上級事務員としてBack Officeに、ITにComputer Science専門が対象になります。

本流の業務のニーズは業種によって替わり、雇われる専攻が替わりますが、Back Officeは同じ様なものです。一流企業は同じ状況でしょう。

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