5/24/2011

大学が探している学生とは

各大学はどの様な学生を探しているのでしょうか。

先ず、大学学部のミッションを読みます。Universityですと大学院、プロフェショナルスクール、学部がそれぞれミッションを発表しています。注意しましょう。ここに、確りとどの様なタイプの学生をどの様に育てたいと書いてあります。次は、Dean of Admissionsによるスピーチを聞く事です。

ミッションステートメントは、非常に簡潔に書かれています。よって、慣れていないと読取難いものです。幾つかの大学のミッションを読み比べると段々と違いが分かって来ます。昔は、図書館に行って大学のカタログに載っているミッションを読みましたが、今はインターネットで読めます。大学名とMission Statementと入力してGoogleすると簡単に見付けられます。出て来なければ、大学のウェブサイトで探すか、ウェブサイトでカタログの中に有るので探しましょう。

では、例としてHarvardのミッションステートメントを読んで見ましょう。ここに有ります。 大学の供給するあらゆる資源を使って学業を伸ばし全ての各々の学問のエリアでの振興に貢献する学生とその特徴が書かれています。では、Yaleを見てみましょう。ここに有ります。 シンプルです。大学の作り上げたい卒業生の違いに気付かれるでしょう。色々な形の教育によって、人類の全ての活動に貢献するリーダー達を育てたい。しかし、その様な卒業生を作るのにどの様な生徒を求めているのか今一つ良く分かりません。よって、Dean of Admissionsのスピーチを聞いてみましょう。

今は、各大学のウェブサイトやYouTubeで過去の色々な著名な人のスピーチを何時でも聞く事が出来ます。便利になりした。大学の学長による自分の大学に関するスピーチやDean of Admissionsのスピーチを幾つか聞いてみるのです。スタンフォードやイェ-ルの学長やDean of Admissionsのスピーチは入学する気が無くても聞いてみると為になると勧められます。

YaleのDean of Admissions, Jeffrey Brenzelが2007年5月のスピーチで5つのアドミッションオフィスの直面している難しい問題とイェールがどんな学生を求めているかを説明しています。(無意味なUSNewsのランキングだけのTippy Top Universitiesだけを目標にした大学選択の問題点も)。その中でYaleが求めている学生は、

1. Yale men to be leaders in generation
2. one will make the best use of Yale resours
3. the motivation to stretch one's capacity
4.moral concern and consideration for others
5.variety for its own sake
6.convincing equality of opportunity

と言っています。スピーチの後にミッションステートメントを読むと、更に鍵になるポイントが自然と分かるでしょう。

無理やり極端な例にしますが、自分はイェ-ルの高いレベルの学部で勉強して、その学術エリアにおいてリーダー的存在になって貢献したい。今既にもうこんなに進んだ研究してるよ、とエッセイで書のと。今高校にあるリソースを使って、地域に貢献を長い間している事、如何にそれを今後Yaleのリソースを使って続けたいかをエッセイに書くのと。最初の例だと、Harvardに行ってになりかねません。

では 同じミネソタ州にある名門 Carleton College と Macalester Collegeのミッションステートメントを見て下さい。Carletonは当大学でLiberal Educationを確りと習得し世界に出て行ってリーダー的存在で貢献する学生を育てる。Macalesterは国際的、多文化的 そして社会への貢献を強調した高度なLiberal Educationを与える事としています。注意深く両校の国際性を比較すると、Carletonは生徒の海外留学が最も多い大学の一つです。多くの生徒を海外に出し社会の貢献の足がかりにしたいと。しかし、校内での留学生の割合いはとても保守的です。それと比べるとMacalesterは多くのFinancial Aidを留学生に出し、留学生の割合いが高く、校内の国際性を豊富にしています。

この2つの大学に対し、どの様な生徒を求めているか、違いを既に理解してきていると思います。どの様なエッセイを書き、強調するかイメージができて来ていると思います。

でもエッセイの戦略の前に、大学の出しているミッションステートメントが自分にFitして将来の期待に合っている事を確認して選ぶ過程として下さい。それでは、沢山のミッションステートメントを読んで下さい。Jeffrey Brenzelも触れています様、最上位校では優れた成績の出願者が殺到している為、成績だけでは大学から選ばれません。

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3 件のコメント:

  1. Sunday Driverさんの投稿は毎回とっても参考になります。
    どうもありがとうございます。

    ところで、LACかNational Univかということで
    質問したのですが、どうしてもそこにコメントを
    アップできません。
    Sunday Driverさんからもコメント頂いたのに
    そこへお返事ができません。

    私がPCオンチだからなのかもしれませんが・・・

    返信削除
  2. mantisさんが設定を変えてますから、その関係からかもしれません。googleのaccountを所得し、ログインした後にコメントを載せてみて下さい。それでも無理なら、此処に書き込んで頂ければLAC vs Univに移しますので、どうぞ。

    返信削除
  3. では、お言葉に甘えて、転記お願いします。
    Google Accountも作り、何度もトライしたのですが
    できませんでした・・・・


    LACさん、Sunday Driverさん

    15歳でBizに関心があるのは恐らく親の影響でしょう
    (商社です)
    エネルギー資源関係の仕事がしたようです。
    オイル関連で働いている方や起業家たちと一緒に
    スポーツしているので、その影響も強いようです。

    我が家は日本ではなく、ある途上国に在住中です。
    ここはオイルや鉱物資源が豊富にある土地で、
    外資の手で盛んに開発されているホットな分野で
    息子自らの視点で,この分野に取り組んでいきたいという
    希望があるようです。
    途上国の開発では、援助よりも投資!と考えているようです。


    学部でビジネスを専攻したところで、ご指摘のように
    即、会社で戦力になれるほどにはなっていないと思いますが
    ビジネスをするための素地作りはできると思います。
    就職して実務経験を積んで、自分が学びたい方向性が
    固まってから大学院に進学する事になるでしょうが
    本当に先の事ですので、どうなるかわかりません。

    VISAの関係でアメリカでの就職は無理でしょうから
    卒業後は、当地か日本に戻っての就職になります。
    商社とか銀行あたりは学部卒業したエントリーレベルの者が
    働くには適していると私は思いますが、子供がどう考えるか・・・・
    Sunday Driverさんも仰っていましたが、アメリカ以外では
    出身大学の知名度という点も、就職のためには
    考慮しなければなりません。

    この秋から海外にあるIBの学校(ボーディング)へ進学するので
    親元を離れます。取り敢えず、進学候補先ののリストは
    夏に作ろうと思っています。


    取り敢えず、National  LAC 両方から候補を選んでみます。
    来年の夏、タイミングがあえば、いくつか絞って
    訪問できればよいのですけどね。

    それから、Mission Statement読み始めました。
    Generalに書かれていて、読み流してしそうな内容ばかりですが
    そこから読み取っていく事が必要なんですね。頑張ります。

    返信削除