Honors Collegeについて

私は、Big State University(BSU)州立大学へ行きましたし、子供達も地元のBSUに願書を出ました。個人的には、地元のBSUは基本的な選択だと認識しています。

経済上の理由等で、自分の住んでいる州の州立大学に行く事になった場合、Honors Collegeに入るかどうかの違いがでてくる。または、何等かの理由で州外の州立大学に行く上で、Honors Collegeに入るかどうかの違いがでてくる。州立大学を選んだ後の課題と思っていました。州立大学に行くのは非常に素晴らしい事でしょう。Flagshipの州立大学に行くのは優秀な事です。しかし、わざわざ州外のHonors Collegeを特別扱いして、トップLACsのような扱いをして選択するのには疑問があります。以下のような考え方が有るのも認識して下さい。

大学の発行するパンフレットでは、大きな大学の中に小さなトップLACが存在する印象を与えて過大評価を与えています。Honors Collegesは、確かに幾つかの貴重な特典と、同大学に在籍する優れた学生に会う機会を与えてくれます。しかし、Honors Collegesが話題に上ると、しばしば州立大学の価格でエリート私立大学の教育が得られる如く取り扱われます。実際にはどうなのでしょう。

Honors Collegesの特典は大学によって非常に差があります。Honors用に区別されたクラスを用意している大学から各学期に一つHonors用のセミナーが有るだけの大学と、様々です。幾つかのHonorsは普通のクラスに特別なdiscussion用セクションを提供するだけの所もあります。各大学がどの様な特典を与えるのか個別に確認する必要があります。

そもそも、Honors Collegeの選択理由は、同級生による影響（Peer effects)です。数百人の優れた学生が数万人の学生の中でばらばらになっていてどれだけ利益があるのでしょう。注意しなければならないのは、特別な少人数クラスは普通はじめの二年低学年用のクラスです。上級生用や専攻用クラスを一般学生用とHonors学生用特別クラスの二重にクラスを提供しているのは稀です。これは、Honors用の専攻学部や教授を二重に作れないからです。そんな資金はありません。よって、多くの、又は全ての上級生用クラスは大学の一般生徒と同じクラスになります。ですから、授業のレベルは自ずとこの一般生徒に合わされてきます。クラスでの議論や活動はHonorsでは無く一般生徒の標準で行われます。各クラス内の生徒の人数も大学と専攻の人数で自然と大きくなるでしょう。

Honors Collegesのクラス以外の特典は、Honors用の寮を用意している大学。来期のクラス登録を一般公開より前にできる。特別なアドバイザー。特別な図書館使用権等と大学によりますが色々あります。卒業証書にHonors Collegeのスタンプを押したり、成績表に注意書きを入れたりする大学もあります。しかしこれは、名門大学と比べて、どれだけ効果があるのでしょう。企業は、少人数しかいないHonors Collegesの卒業生を対象に学校訪問をするのでしょうか。同じレベルの卒業生を求めているなら、殆どが同レベルの、多くの対象卒業生のいる名門校に行くのではないでしょうか。

少人数のHonorsプログラムの学生でなく、上位名門LACや私立大学に入学する事により、多くの学会での成功例や就職の成功例を見て、優秀な学生にかこまれ友達となり、関係を築き上げていくのは良い経験となるのではないか。